2009年11月11日

『フニクリ・フニクラ』

『フニクリ・フニクラ』はイタリアの古い大衆歌謡(カンツォーネ)。メロディは日本でも有名ではあるが、曲の成り立ちはあまり知られていない。

1880年にトーマス・クック社によって、ヴェスヴィオ火山山頂までの登山鉄道「フニコラーレ(ケーブルカー)」が敷設されたが、当初は利用者が少なかった。そこで、同社の依頼を受けたルイージ・デンツァが宣伝用に作曲したのがこの曲である。世界最古のコマーシャルソングとも言われる。

この曲を聞いたリヒャルト・シュトラウスは、これがイタリアに古くから伝わる民謡であると勘違いし、1886年に作曲した交響的幻想曲『イタリアから』 (Aus Italien) に『フニクリ・フニクラ』のメロディーを取り込んでしまった。それを知ったデンツァはシュトラウスを訴えて勝訴し、以降この曲が演奏されるごとにシュトラウスはデンツァに対して著作権料を支払っていた。またリムスキー=コルサコフも「ナポリの歌」という名前で管弦楽曲に編曲している。

なお題材となったケーブルカーは、1944年の火山噴火によって破壊され、その後1990年まで同山への登山鉄道は存在しなかった。

歌詞
歌詞の内容は、男性が登山鉄道に乗りつつ意中の女性に告白するかどうか悩んでおり、なかなか決断できないでいる、というものである。日本語版歌詞は1961年に『みんなのうた』で紹介された、青木爽と清野協による訳詞の、登山電車のコマーシャルソングとしての原作の意図に忠実なものである。

そのほかに1929年(昭和4年)に二村定一が「となり横丁」の題で吹き込んだり、「鬼のパンツ」という子供向けの替え歌がある。この「鬼のパンツ」の歌詞は『おかあさんといっしょ』で「作詞者不明」として紹介されたが、現在では田中星児の作詞であるという説が有力である(JASRACには作詞者不詳として登録されている)。
ヴェスヴィオ
紀元後79年8月24日の大噴火が有名であり、この時、噴出物(火砕流)でポンペイ市を、泥流でヘルクラネウム(現在のエルコラーノ)を埋没させた。この噴火の様子は小プリニウスの書簡により詳細な描写が残されており、ヴェスヴィオ山のように大量の軽石や火山灰を高く噴き上げる大規模な噴火をプリニー式噴火というようになった。以降頻繁に噴火を繰り返している。最近の噴火は1944年3月22日のもので、サン・セバスティアーノ村を埋没させた。

1880年には山麓から火口まで登山電車(フニコラーレ)が開通した。これを記念して作られた歌(いわゆるコマーシャルソング)がナポリ民謡『フニクリ・フニクラ』である。この登山電車は前述の1944年の噴火で破壊された(のちに1990年に復旧・再開された)。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
ヴェスヴィオのフニコラーレが開通した記念に『フニクリ・フニクラ』が作られたそうです。

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